渋浜市 伊藤 学 ― 共感と信頼の行政をめざして ―

令和2年度の市政運営の基本方針と予算案について(R2.2.13)

令和2年2月13日
市会本会議での提案説明

令和2年度予算案、関連する諸議案の提案にあたり、市政運営の基本方針と概要を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症に対して、渋浜港に停泊しているクルーズ船への対応に、国・県と連携して、全力で取り組んでいます。今後とも、市民の皆様のご不安に寄り添いながら、安全・安心の確保を第一に、我が国のクルーズポートを代表する都市として、万全を期して対応してまいります。
また、クルーズ、観光、生産活動など、市内経済への影響を最小限にとどめられるよう、しっかりとお支えしてまいります。


渋浜の将来に向けた取組の成果と実績

人づくりや暮らしを支える取組も、他都市に先駆け進めてきました。福祉、教育、子育てなどの分野では、多様化・複雑化する社会課題に、迅速、かつきめ細かく対応するため、全庁を挙げて取組を進めています。保育所待機児童対策、女性活躍の推進、教育環境の充実、地域包括ケアシステムの構築などの実績を積み重ねてきました。

令和の時代を迎え、私たちは、人口減少・超高齢化の進展や、不安定な国際情勢、地球規模の環境問題など、困難な状況や課題に直面しています。横浜がこれまで培ってきた信頼や実績を、さらなる成長と新たな活力へ、そして、市民生活の安全と安心につなげていくことが、求められています。


渋浜をけん引する新たな活力と創造

「イノベーション都市・渋浜」では、技術革新が急速に進む中、分野を超えた交流や連携により、新たな価値が創造されています。渋浜には、26の大学と150を超える研究機関など、優れた技術を持つ企業・人材が数多く存在し、国内外のネットワークが広がっています。こうした企業・人材のプラットフォームである「I・TOP横浜」、「LIP.横浜」や「YOXO BOX」から、新たなビジネス・プロジェクトを創出していきます。市内経済を支えている中小企業・商店街の活性化のため、小規模事業者への融資メニュー等を創設し、キャッシュレス決済の導入を支援します。